倉敷への旅~その3
- TC朝日のブログ
みなさま♪こんにちは!
日ごとに寒さがつのってまいりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日も前回からの続き、備中国分寺五重塔、日本三大稲荷「最上稲荷山妙教寺」から
夜の美観地区へとご案内いたします。
こちらの写真は、備中国分寺本堂。
奈良時代に聖武天皇の発願によって全国に創建された国分寺の1つです。
仏教の力を借りて天災や飢饉から国を守る事を目的に建てられたそうですが、建物は南北朝時代に焼失したと伝えられています。
現在の建物は、江戸時代中期以降に再建されたものだそうです。
本堂の屋根に施された見事な彫刻にも注目してみてください。
曲線の美しさが際立っています。
こちらは、備中国分寺五重塔。
高さ34.32m。屋根の上層と下層がほぼ同じ大きさの細長い造りで、相輪も短く、江戸時代後期の様式を残す塔です。
三層までは総欅造りで、四、五層は松材が主体だそうです。
県内唯一の五重塔で、吉備路の代表的な景観となっております。
国指定重要文化財です。
なだらかな松林を背景にした田園風景に建つ備中国分寺五重塔は、四季折々に美しい姿をみせて
くれるようです。
残念ながら私たちが訪れた今の季節はまだなにも咲いていませんでしたが、
菜の花、れんげ、ひまわり、コスモスなど四季折々の花々と五重塔は圧巻の撮影スポットだそうです。
こちら高さ27.5mにも及ぶ巨大な大鳥居
柱の直径4.6m、総重量2800tの規模を誇り、「最上稲荷山妙教寺」のシンボルとなっております。
最上稲荷山妙教寺に到着しました。
最上稲荷山妙教寺は、明治の神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許され、仏教の流れを汲む貴重な稲荷です。
そのためお寺でありながら鳥居をそなえ、神宮形式の本殿(霊光殿)があるなど神仏習合時代を数多く残しています。
妙教寺山門
根本大堂
1881年に妙教寺十八世日諒聖人によって再建され、一塔両尊四士、開祖報恩大師をお祀りしています。
老朽化が進み2005年に現在地へ曳屋工法で移転、翌年完工し、主に供養や回向が行われる他、春秋の彼岸会やお会式などの
年中行事にも使用されているそうです。
大客殿
1916年に妙教寺二十世日勝聖人によって再建されました。
写真右側に見える御神木「大イチョウ」は樹齢400年。樹高40m、幹周囲4.3m。
岡山県の保存樹に指定されています。
本殿(霊光殿)
開山千二百年記念事業として、5年の歳月を経て1979年に完成、代表的な行事の舞台となり、年間300万人もの参詣者を
迎える信仰の礎となる殿堂の代表です。
本殿前には、長さ12m、総重量1.5トンの大注蓮縄がかけられていて圧巻の迫力でした。
ではいよいよお楽しみの夕食へ
創作料理「木庵」(もくあん)さん
倉敷らしい白壁の外観が闇に照らされ、ひっそりと佇むその姿は、凛として咲く花の如く
冬の冷たい空気の中でどこかあたたかみを感じる素敵なお店
入口に可愛らしい「いらっしゃいませ」の看板
入口を入るとすぐに目にとまる季節感いっぱいの演出
木曜~日曜限定で生演奏
木のぬくもりを感じる家庭的な居心地の良い空間の店内
新鮮なお魚を使った前菜やサラダ、創業以来継ぎ足しで煮込み続けている秘伝のソースを使ったお料理
ピリッと美味しい辛さのエビチリフォンデュにお酒もすすんで心も体もほっこり。
美味しいデザートまでいただいて、お腹いっぱい。
幸せなひと時を過ごさせていただきました。
どこか懐かしい、家庭的なあたたかみのある店内にはみなさんの笑顔があふれていました。
来る人を幸せにするおもてなしと美味しいお料理、そして笑顔。
また来たいと思うそんな大人の隠れ家でした。
※外観、店内、料理の撮影及び、SNSアップについては、すべて店主の許可を得たものです。
ご協力ありがとうございました。ごちそうさまでした。
帰りに夜の「美観地区」を散歩。
日中の明るい日差しの下で見る町並みはもちろんとても美しいのですが、
夕陽が西の空に落ちる頃、美観地区全体が景観照明の優しい光に包まれます。
闇の中から浮かび上がるように照らされた倉敷格子や白壁。
それらが倉敷川の川面に映る姿は実に幻想的です。夜にしか見る事のできない景観です。
情緒あふれる町並みの夜を是非、一度歩いてみて下さい。
闇という静寂の中で日中には見ることの出来ない幻想的な世界がそこには広がっています。
大切な人とそんな贅沢な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
と言うことで本日はここまで。
次回は最終回。
いよいよ日中の倉敷美観地区へとご案内いたします。
お楽しみに。
TC Master 朝日 美千子