倉敷への旅~その2
- TC朝日のブログ
みなさま♪こんにちは!
北風が身にしみる季節となりましたが、お変わりございませんか。
本日は、前回からの続き「吉備津神社」へとご案内致します。
昔話「桃太郎」のモデルとされる「鬼退治」の神話が伝わる「温羅(ゆら)伝説」と深く関わりのある吉備津神社。
背後の吉備中山は山全体が神の山として崇められてきたそうです。
神の山のエネルギーをうけた吉備津神社にはパワースポットがたくさんあります。
主祭神の吉備津彦命は、第7代孝霊天皇の皇子として生まれ、
古事記や日本書紀などにも伝わる古代日本の皇族です。
当時、西国から運ばれてきた物資を略奪するなどの蛮行を重ねていた温羅一族を討伐するために
吉備津彦命は吉備国に派遣されました。
そして、現在の吉備津神社の場所に本陣を構え、温羅一族を退治し、平和をもたらしたと言う伝説です。
これが昔話「桃太郎」のモデルとされる伝説ですが、桃太郎は吉備津彦命、鬼が温羅一族と言うわけです。
では、いざ本殿へ
まずは手水舎でお清めをし、
参道をあがり本殿へ
特にこの拝殿へと続く階段は、強いパワーがあると言われているそうです。
吉備津神社の本殿は、比翼入母屋造と言う入母屋の屋根を前後に2つ並べ、1つの大きな屋根にまとめた
全国で唯一の様式であることから「吉備津造」と呼ばれ、国宝に指定されています。
本殿に負けず劣らず、こちらが全長約400mに及ぶ圧倒的な存在感の「廻廊」です。
自然の傾斜を活かした美しい全景は、岡山県指定重要文化財に指定されています。
こちらが廻廊の途中にある「えびす宮」
商売繫盛・家業繁盛の神様として有名です。
毎年1月9日~11日は「えびす祭」が行われ、縁起物を求め、多くの人で賑わうそうです。
廻廊の途中に「初えびす」のこんな看板を見つけました。
こちら私の後方に見える廻廊の途中を右に曲がった先に「御竃殿(おかまでん)」という建物があります。
内部のかまどの下2.4mに鬼の首が埋められていて
釜に湯を沸かし、世の吉凶を占うと言う「鳴釜神事」がこの「御竃殿」で行われます。
「雨月物語」吉備津の釜にも登場する神事だそうですが、
希望をすれば、ご祈祷をされる方どなたでも受ける事が出来るようです。
これにまつわるお話は気味が悪かったので私たちは行きませんでしたが、
全国でも珍しいここでしかない神事なので体験してみるのも良いかもしれませんね。
今回をきっかけにいろいろと調べていたら、数々の神話がここ「吉備津神社」にはありました。
いずれにしても古代の謎に包まれた神社なのかもしれませんね。
神の山のエネルギーを受けた「吉備津神社」是非一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。
と言う事で本日はここまで。
次回は「備中国分寺」五重塔、日本三大稲荷「最上稲荷」からライトアップされた夜の美観地区へとご案内いたします。
お楽しみに。
TC Master 朝日 美千子