シリーズ「桜」Ⅲ~三溪園・夜桜~
- TC朝日のブログ
みなさん♪こんにちは!
今日の東京は、春風が少し冷たいですが、とても良いお天気です。
シリーズ「桜」も第3段となりましたが、本日は「三溪園」の夜桜をご案内
したいと思います。
「三溪園」は明治時代から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなし
た横浜の実業家・原三溪(本名富太郎)が、東京湾に面した「三之谷」と
呼ばれる谷あいの地に造り上げた広さ約175,000㎡(53,000坪)の
日本庭園です。
明治39年に一般公開された「外苑」と三溪が私庭としていた「内苑」の
2つの庭園からなり、京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造
物と四季折々の自然とがみごとに調和した景観が見どころです。
3月下旬~4月上旬に桜の開花状況に合わせ、開園時間を延長し、
ライトアップされる「観桜の夕べ」と言うイベントに合わせ、
夜桜をみに行ってきました。
三溪は、芸術家や文学者などの文化人たちと広く交流していた事でも
知られ、三溪園は美術、文学、茶の湯などの近代日本文化の一端を
育んだ場所でもあります。
学術上、芸術上、観賞上優れている事から平成19(2007)年には
「国の名勝」に指定され、庭園全域も文化財として位置づけられました。
昼の桜の美しさもさることながら、ライトアップされ、
大池にうつしだされた三重塔と桜が静かに揺れるさまは昼の桜では
得る事が出来ない、尚一層の感動が得られます。
時には、風情ある夜桜と静寂につつまれる時間を
過ごしませんか。
*今年の桜は終了してしまいましたが、このあと
初夏の「つつじ」、梅雨の「花菖蒲」、夏の「蓮」、秋の「紅葉」と
三溪園は四季折々の景観が楽しめますので、ぜひ一度、足を
運んでみて下さい。
T.C Master 朝日 美千子