「初期むし歯」と「再石灰化」
- TC朝日のブログ
みなさん♪ こんにちは!
日がさしたり、雨がパラパラ降ったり、安定しないお天気ですね。
昨日の夕方以降に都内を襲った集中豪雨!
お勤めで都内にいらしたみなさん大丈夫でしたか?
95棟が床上、床下浸水の被害をうけたとニュースでききましたが・・・
今日も東日本から北日本にかけて局地的な大雨が降るおそれがあると言うことなので
お気をつけください。
今日は・・・
みなさん「初期むし歯」ってご存じですか?
むし歯は突然、歯に穴があいてできるわけではありません。
歯垢(プラーク)の中の「ミュータンス菌」がつくり出す「酸」によって
カルシウムやリンが次第に溶かされて起きる(脱灰)と言うことは
前のブログでもお伝えしましたよね。
(フリー百科事典ウィキペディアより・ミュータンス菌)
この「脱灰」はエナメル質の表面からではなく、
表面の少し内側から始まり、「脱灰」がさらに進むと
エナメル質の内部はスカスカの状態になってしまいます。
このようなむし歯になる一歩手前の状態を
「初期むし歯」と言い表面が白っぽい「斑」のように見える事もあります。
(ライオン歯科衛生研究所より)
「歯磨き剤のコマーシャル」や「ワイドショー」などでも
時々とりあげています「再石灰化」!
聞いたことありますよね。
穴のあいたむし歯は治療するしかありませんが、
「初期むし歯」の段階では溶けだした「カルシウム」や「リン」を元の状態に
戻すことで回復させることができるんです。
これを「再石灰化」と言います。
ではどうしたら良いのでしょう?
その1つは「フッ素」!
フッ素には「唾液」がエナメル質を「再石灰化」する力を
促進させる働きがありますので「フッ素」入りの「歯磨き剤」を
意識して選ぶと良いそうです。(ライオン歯科衛生研究所より)
尚、「フッ素」の他にミネラル(カルシウム・リン)も必要です。
もちろん
歯垢(プラーク)を残さない日頃からのケアが最も大切です。
そして・・・
定期検診!
患者様ご自身がなさる「セルフケア」と
歯科医療従事者による「プロフェッショナルケア」
このバランスが大切です。
当医院では患者様お1人お1人のお口の状態に合わせた
専門的ケア「プロフェッショナルケア」を
まさに「オーダーメイド感覚」で行っておりますので
3か月~6か月に1回は
「定期健診」にご来院くださいますようお願い致します。
クリニカルコーディネーター 朝日美千子