雨の鎌倉その1~建長寺へ
- TC朝日のブログ
みなさん♪こんにちは!
日中は、日がさすとまだまだ暖かいですが、夜になるとぐっと気温も下がり、ひんやりとする季節となりましたね。
風邪などひかないようにお気をつけ下さい。
さて、昨日、私は雨の鎌倉へ行ってまいりました。
雨だったのであまり多くはまわれず、「建長寺」をゆったりのんびり
散策してまいりました。
北鎌倉から鎌倉街道を鎌倉駅方面に15分ほど歩いて建長寺に到着。
まずは入口で拝観料を払い、いただいた半券に「天下禅林」の文字。
「人材を広く天下に育成する禅寺」と言う意のごとく、我が国最初の禅宗
寺院で、鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派の大本山「建長寺」を
象徴する語である事がわかります。
「建長寺」は、建長5年(1253年)、宋(中国)から来日した蘭渓道隆(らんけいどうりゅう・大覚禅師)を迎え、我が国初の禅の専門道場として創建されました。
総門をくぐると大きな三門(国重要文化財)が目にとまります。
三門の先には、本尊がまつられている「仏殿」、さらに修行僧が住職さんの説法を聴くための建物「法堂(はっとう)」がありました。
仏殿は、江戸時代に東京芝の増上寺から移築したもので、堂内には本尊の地蔵菩薩像を中心に、伽藍神像、千手観音像などがまつられていました。
法堂は、江戸時代の文化11年(1814年)に再建された建物で、関東最大の法堂です。この建物で、多くの修行僧たちが、住職さんの法話に耳を傾けていたと言う訳です。
法堂裏手には、方丈(龍王殿)があり、履物を脱いで、中に入る事が出来ます。
庭園をゆったり座って眺める事ができる長椅子がありました。
その特等席から眺める庭園はとても美しく、心洗われるようです。
方丈の門「唐門」は国重要文化財で、寛永5年(1628年)、東京・芝・増上寺で徳川2代将軍秀忠公夫人(お江の方・家光の母)の霊屋の門として建立されました。その後、正保4年(1647年)、仏殿、西来門とともに「建長寺」に寄附され、方丈(龍王殿)の正門として使用されました。
平成23年、(2011年)解体修理がほどこされ、輝きをとりもどしたその門は、見る人の目をひく細部にわたる装飾が、それは見事なものでした。
と言う事で、本日はここまでとさせていただきます。
尚、国宝である三門東側にある「鐘楼」は常楽寺の鐘とともに「鎌倉三名鐘」の1つである「梵鐘」は、残念ながら、修復中のようで、公開されていませんでした。
次回は「建長寺」裏山中腹にまつられている鎮守「半僧坊(はんそうぼう)」へ。そして、半僧坊からさらに石段をのぼった「勝上けん展望台」へと進んでいきます。ランチはしらす丼!そして、お決まりのティータイムは、古民家カフェへ。
次回も盛りだくさんでご案内いたしますので、お楽しみに!
T.C Master 朝日 美千子